富士総合火力演習視察

富士総合火力演習視察
開催日:令和元年8月23日(金)~24日(土)
視察先:防衛大学校(神奈川県横須賀市)、海上保安資料館横浜館(神奈川県横浜市)

令和元年度富士総合火力演習(静岡県御殿場市 陸上自衛隊東富士演習場)

基地・安全保障委員会では、沖縄県防衛協会のご協力のもと、防衛大学校および海上保安資料館横浜館ならびに富士総合火力演習の視察を行い、川上代表幹事をはじめ、出村委員長、総勢15名が参加した。

視察初日は、将来の陸上・海上・航空自衛隊の幹部自衛官を育成する防衛省の施設等機関である防衛大学校の見学を行った。ツアー係案内のもと、本部庁舎エントランス、卒業式の帽子投げで有名な「記念講堂」、防衛大学校の歴史がわかる「資料館」、屋外展示品(戦闘機、戦車)、防大グッズなどが購入できる「学生会館」などを見学し「学生の行進」も観ることができた。その後、海上保安資料館横浜館で、平成13年12月に発生した不審船事件(工作船沈没)で自沈し引揚げられた工作船船体や押収した武器類等を視察した。

第2日目は、令和元年度富士総合火力演習(本番前日の予行演習)を視察した。同演習は毎年8月に開催されており、陸上自衛隊富士学校の学生に火力戦闘の様相を認識させる目的で1961年(昭和36年)から開始され、1966年(昭和41年)以降は自衛隊に対する国民の理解を深める目的で一般公開されている。

今年度の演習は、隊員約2,400名、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機等が参加するなど大規模に行われ、本番前日の予行演習にもかかわらず、自衛隊関係者など大勢の見学者が詰めかけていた。陸上自衛隊が「領域横断作戦を支える陸上防衛力」を構築し抑止力強化と共に、事態生起時に領域横断的な戦力を発揮し、我が国への侵攻を阻止・排除することを想定した演習との説明があった。

同演習は二部構成で、前段演習は「陸上自衛隊の主要装備品の紹介」を行い、後段演習は「島嶼部における統合作戦」が行われ「島嶼部に配置した部隊による阻止」や「増援部隊による敵部隊の撃破」が演習等の内容で、全体で約2時間の演習プログラムであった。

前段演習では、陸上自衛隊の主要装備である遠距離火力、中距離火力、近距離火力、ヘリコプター火力、対空火力及び戦車等火力について紹介され、後段演習では、空自のF-2やAWACS、海自のP3Cなどが空から情報収集をしている時、電子戦部隊のネットワーク電子戦システム(通称NEWS)が地上で展開し、情報収集や敵の通信電子活動の妨害などの電磁波作戦により自衛隊が有利になる状況を作為するとの解説と共に演習が行われた。上空には対戦車ヘリコプター(AH-1S)が飛び、水陸両用車(AAV7)や16式機動戦闘車(16MCV)による射撃が披露され、射撃の衝撃波を体感すると同時に、訓練された隊員の機敏な戦闘行動についての知見を深めることができた。

初日の晩は、沖縄で勤務経験のある防衛省や自衛隊関係者の方々との懇親会も行われ、意見交換を行うとともに、久しぶりの再会で親睦を深めることができた。

本視察は2日間の限られた日程のなか、沖縄県防衛協会のご協力により無事に終えることができ、関係者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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防衛大学にて

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防衛大学校「学生の行進」の様子                  海上保安資料館横浜館

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防衛省や自衛隊関係者の方々との懇親会          令和元年度富士総合火力演習の様子