やんばる視察

1.目的および概要:

環境・エネルギー委員会(共催:観光委員会)では、亜熱帯の自然が色濃く残る北部地域について、環境、自然、文化等の地域資源の保全及び利活用に関する調査研究を目的に「やんばる視察」を開催した。

2.視察期間:令和元年10月25日(金)~26日(土) 2日間

3.視察先

⑴星のや沖縄

星のや沖縄の総支配人である、澤田裕一様よりご講演いただいた。星のやブランドの8軒目となる施設が、2020年5月に沖縄県読谷村に誕生する。同社では、最も贅沢な沖縄での過ごし方は、海を眺めて暮らすように滞在することだと考え、全ての客室から近い距離で海を眺められるようにと、低層階のオーシャンフロントにこだわって設計した。施設のコンセプトは「グスクの居館」。沖縄の史跡「グスク」からインスピレーションを得て作られた「グスクウォール」と呼ばれる塀に囲まれ、沖縄らしさを感じる独自の景観の中で、暮らすように滞在するリゾートステイを提供する。

 

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左写真:澤田総支配人                      右写真:建設中の様子(車窓より)

 

⑵沖縄科学技術大学院大学

沖縄において国際的に卓越した科学技術に関する教育研究を実施する、同校のキャンパス視察を行い、首席副学長 副理事長 教授のロバート・バックマン氏より同校の概要説明を行っていただいた。5年一貫制の博士課程を置き、教員と学生の半数以上を外国人とし、教育と研究は全て英語で行う。OISTの教育研究活動は学際的で先端的なものであり、様々な活動事例をご紹介いただいた。その後、佐藤矩行教授より、サンゴ礁の保全に関するゲノム科学的研究についてご講演いただいた。

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左写真:OIST校内にて集合写真               右写真:ロバート・バックマン首席副学長 副理事長 教授

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左写真:マリンゲノミックスユニット 佐藤矩行教授     右写真:講演中の様子

 

 

⑶ハレクラニ沖縄

ハワイの言葉で「天国にふさわしい館」を意味するハレクラニは、ワイキキビーチで100年以上の歴史を築いてきた伝統と精神を継承するとともに、豊かな自然、文化など、沖縄の魅力を存分に生かすことで、唯一無二のラグジュアリーリゾートを目指している。ハワイに次いで、二つ目のホテルとなるハレクラニ沖縄は、ゲストルームとスイートルームを合わせ全355室、さらに、プライベートプールと天然温泉を備えた5棟のヴィラがある。ハレクラニのアイデンティティ「Seven Shades of White(7色の白)」のコンセプトを受け継ぎ、優美な白に満たされた滞在空間は、至福のひとときへと誘う。

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左写真:ハレクラニ館内から見えるオーシャンビューの景色  右写真:視察時の様子

 

⑷なごアグリパーク

名護市から指定を受けた沖縄美ら島財団が施設の管理運営を行っている。同施設は名護市が一括交付金を活用し、2014年6月にネオパークオキナワ裏に整備された。6次産業化を目指す農家などが加工品を開発し試作品を作ることができる加工研究室と、6次産業化に取り組んでいる事業者が入居するインキュベート室に加え、沖縄の島野菜を使ったレストラン「やんばるダイニング美ら島キッチン」と、観て、買って、体験できる「体感植物温室スーパーファーム」がある。

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左写真:スーパーファーム内にて                    右写真:Cookhal(クックハル)にて

 

⑸講演会

東村村長の當山全伸様より、「花と水とパインの村 東村の魅力」についてご講演いただいた。東村は、やんばるの大自然と共生するエコツーリズムのパイオニア的地域であり、「奄美琉球世界自然遺産」候補地にも指定され、大きな可能性を秘めた地域である。だが、少子高齢化に伴い、若者の定住促進や、農業漁業後継者の育成、農林水産業を生かした観光振興を促進することが課題である。

次に、つつじエコパークのアドバイザーである寺田忠邦様より、「地域主体のエコツーリズムについて&つつじエコパークについて」と題し、ご講演いただいた。つつじエコパークは、「五感でやんばる体験!泊まる・遊ぶ・学ぶ」をテーマにした自然体験施設である。オートキャンプ場やバンガロー、子供広場、パークゴルフ場、沖縄初のPA(プロジェクト・ アドベンチャー)施設、遊歩道などが整備され、特に県内小学校のエコツーリズム自然体験学習のメッカになっており、中南部、那覇地区の小学校を中心に、年間約60校が訪れ、一年を通じて豊かな自然とふれあいを満喫している。毎年3月には、村民の手によって約5万本のつつじが植えられ、「東村つつじ祭り」を開催している。

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左写真:東村 當山村長                右写真:つつじエコパーク 寺田アドバイザー

 

⑹夕食懇親会 やんばるロハスにて

夕食懇親会では、「やんばる」を愛する食のプロ集団「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」のシェフによる、オリジナル料理で県産食材を堪能した。やんばるを訪れる多くの方々にやんばるの恵みを感じ取っていただきたいと願い、このプロジェクトを立ち上げた。五感が開く自然の中だからこそ、そして食べ物が生まれる場所の近くだからこそ味わえる、最高の食卓を提供している。

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写真:県産食材を使ったオリジナル料理

 

⑺福地ダム カヌー体験

雄大なやんばるの大自然を感じながら、カヌー体験を行った。福地ダムは沖縄県国頭郡東村、二級河川・福地川本流に建設され、内閣府沖縄総合事務局が管理する高さ91.7メートルのロックフィルダムで、沖縄県最大のダムである。

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写真:カヌー体験時の様子

 

⑻金武鍾乳洞の古酒造

インターリンク沖縄 代表取締役社長の豊川あさみ様より、金武古酒造鍾乳洞の案内を行っていただいた。静かに熟成の時を待つ古酒は、長さ270m、地下30mの鍾乳洞の中で保管され、その鍾乳洞には、龍神信仰の発祥地として古くから人々が祈りを捧げた拝所が数箇所ある。1988年に洞内の一定気温18度の自然環境を活用した日本初の古酒蔵が完成し、たくさんの泡盛が貯蔵されている。ボトルにかけられた札には、それぞれのオーナーの夢や願い、5年後、12年後の家族へのメッセージが刻まれている。

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左写真:金鍾乳洞内の様子                右写真:豆腐庸の貯蔵

 

 

最後に、本視察にご協力頂きました、各視察先の皆様には大変お世話になりました。この場を借りまして、心より御礼申し上げます。

  (文責:沖縄経済同友会 事務局)