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欧州視察(イギリス・イタリア)

日 程:令和6年10月27日(日)~11月3日(日)
場 所:イギリス(ロンドン)、イタリア(ミラノ)
参加者:渕辺代表幹事、山城代表幹事、當銘副代表幹事、島袋副代表幹事、前田副代表幹事、垣花委員長、安慶名委員長、久貝委員長、小林委員長、委員7名、オブザーバー1名、事務局2名 総勢19名

1.目的および概要:
 国際委員会では、海外ビジネスの可能性及び海外先進地事例の調査研究の一環として、これまでにアジア各国、ニュージーランド、米国等を訪問し、ビジネスの展開及び沖縄経済発展への可能性を調査してきた。今年度の長期視察では、以下のとおり欧州(イギリス、イタリア)視察を実施した。

 イギリス(ロンドン)では、HATCHエンタープライズ社視察、IoD(英国経営者協会)との意見交換会、インペリアル・カレッジ・ロンドン視察、ロンドン自然史博物館視察、在英国日本国大使館による経済ブリーフィングならびに意見交換会、大英自然史博物館視察、ヒースロー空港にて個人用高速輸送システムPOD体験搭乗を行った。

 イタリア(ミラノ)では、ジェトロ・ミラノ事務所での経済ブリーフィングならびに意見交換会、アルベルゴ・ディフーゾ視察、コモ湖視察、ミラノ総領事によるブリーフィングならびに意見交換会、ミラノ市内視察を行った。

2.期間:令和6年10月27日(日)~11月3日(日) 6泊8日

3.参加者:19名

NO当会役職氏名会社名役職
1代表幹事渕辺 美紀株式会社ジェイシーシー代表取締役会長
2代表幹事山城 正保株式会社沖縄銀行代表取締役頭取
3副代表幹事當銘 春夫株式会社りゅうせき代表取締役会長
4副代表幹事島袋 健株式会社琉球銀行代表取締役頭取
5副代表幹事前田 貴子株式会社ゆがふホールディングス代表取締役社長
6国際委員長垣花 秀毅株式会社おきぎん経済研究所代表取締役社長
7未来創造委員長安慶名 健株式会社りゅうせき建設代表取締役社長
8環境・エネルギー委員長久貝 博康沖縄プラント工業株式会社代表取締役社長
9組織拡大・交流委員長小林 文彦川崎重工業株式会社上席主幹
10常任幹事河野辺 朋広全日本空輸株式会社沖縄支店長
11常任幹事仲里 武思沖電開発株式会社代表取締役社長
12常任幹事中島 秀昭三菱商事株式会社 那覇支店那覇支店長
13常任幹事仲田 一郎ヤシマ工業株式会社代表取締役
14常任幹事東川平 靖那覇空港ビルディング株式会社専務取締役
15正会員船場 誠吾株式会社近畿日本ツーリスト沖縄代表取締役社長
16準会員多嘉良 尚子株式会社琉球銀行人事部長
17会員企業安慶田 晃大沖縄電力株式会社法人営業部長
18事務局長島田 尚昭沖縄経済同友会事務局長
19事務局次長上地 龍太沖縄経済同友会事務局次長

4.視察行程

月日都市現地時間交通機関行程食事
10/27(日)那覇空港 発
那覇空港 着
18:10
20:30
NH472那覇空港国内線ターミナル3階集合
空路にて羽田空港へ
羽田着後、宿泊ホテルへ
【羽田泊】
10/28(月)羽田空港 発
ロンドン・ヒースロー空港 着
08:00
10:00
15:40
17:00
18:00
20:30
NH211
専用車
チェックイン(搭乗・出国手続き)
空路にてロンドン・ヒースロー空港へ
※所要時間:14時間45分
入国後、ロンドン市内へ
市内レストランにて夕食
宿泊ホテル着
【ロンドン泊】


10/29(火)ロンドン滞在08:00
09:00~
10:30
11:00~
12:30
12:45
14:30~
16:30
18:30~
20:30
21:00
専用車ホテル発
◎HATCHエンタープライズ社訪問
~社会的弱者への企業支援視察~
◎IoD(英国経営者協会)訪問
~日英のビジネス連携について意見交換~
市内レストランにて昼食
◎インペリアル・カレッジ・ロンドン訪問
~産学連携による共同研究事例について~
◎在英国日本国大使館との面談
~経済ブリーフィングならびに意見交換~
宿泊ホテル着
【ロンドン泊】


10/30(水)ロンドン滞在
ロンドン・ヒースロー空港 発
経由/フランクフルト空港 着
経由/フランクフルト空港 発
ミラノ・マルペンサ空港 着
09:00
10:00~
11:30
12:30
13:30
15:30
18:05
21:00
22:15
23:00
24:00
専用車
LH909
EN8816
専用車
ホテル発
◎大英博物館視察
ロンドン・ヒースロー空港へ
◎個人用高速輸送システムPOD体験乗車
チェックイン(搭乗・出国手続き)
空路にてフランクフルト空港へ
※所要時間:1時間35分
空路にてミラノ・マルペンサ空港へ
※所要時間:1時間15分
入国後、ミラノ市内へ
宿泊ホテル着
【ミラノ泊】


10/31(木)ミラノ滞在
ゴルフェレンツォ村
09:00
09:30~
11:00
12:30~
15:15
15:30~
17:30
19:00
21:30
専用車ホテル発
◎ジェトロ・ミラノ事務所
 ~最新経済動向ブリーフィングならびに意見交換~
◎アルベルゴ・ディフーゾ視察(ゴルフェレンツォ村)
 ~イタリアの街づくり成功事例視察~
◎ワイナリー視察(カラトローニ家)
 ~イタリアワインに見るブランディング戦略視察~
市内レストランにて夕食
宿泊ホテル着
【ミラノ泊】


11/1(金)ミラノ滞在08:30
終日
18:00~
19:00
19:00
21:30
専用車ホテル発
◎コモ湖視察
~高付加価値な観光地モデルケース視察~
◎ミラノ総領事によるブリーフィング
~イタリア(ミラノ)の観光の現状やブランド戦略等~
市内レストランにて昼食
宿泊ホテル着
【ミラノ泊】


11/2(土)ミラノ・マルペンサ空港 発
経由/フランクフルト空港 着
経由/フランクフルト空港 発
09:00
午前
12:00
午後
16:10
18:20
19:45
20:45
専用車
EN8813
NH224
ホテル発
◎ミラノ市内視察
市内レストランにて昼食
◎ミラノ市内視察
マルペンサ空港着、チェックイン(搭乗・出国続き)
空路にてフランクフルト空港へ
※所要時間:1時間20分
空路にて羽田空港へ
※所要時間:13時間15分


11/3(日)羽田空港 着
羽田空港 発
那覇空港 着
17:55
20:15
23:00
NH479乗り継ぎ便にて那覇へ
到着後、解散

5.視察先

【イギリス(ロンドン)】
(1)HATCHエンタープライズ視察
ロンドンを拠点とする起業家育成インキュベーターHATCHエンタープライズを訪問し、代表ダーク・ビショフ氏より、同組織の取組みについてご説明いただき、意見交換を行った。

(2)IoD(英国経営者協会)との意見交換会
同会のトップであるジョナサン・ゲルダート博士をはじめ、ジャパンビジネスグループのメンバー等と面会し、同会の組織概要や日英におけるビジネス連携等についてお話をお伺いするとともに意見交換を行った。

(3)インペリアル・カレッジ・ロンドン視察
英国屈指の理工系名門大学である同学を訪問し、日系企業との研究提携の紹介や企業パートナーシップと共同研究の紹介を受け、データサイエンス研究所内にあるデータ観測所を見学した。

(4)ロンドン自然史博物館視察
東アジアおよび東南アジア地域の自然史研究の拠点となる「国立自然史博物館」の誘致を目指す沖縄の先進事例視察として、世界でもトップクラスの自然史系博物館である同館を見学した。

(5)在英国日本国大使館による経済ブリーフィングならびに意見交換会
在英国日本国大使館の池上特命全権公使より経済ブリーフィングを行っていただき、池上公使を含めた大使館の方々と意見交換を行った。

(6)大英博物館視察
世界で最初の公立の国立博物館である大英博物館の視察を行った。専門ガイドの説明のもと、歴史的にも大変貴重な収蔵品を見学した。

(7)個人用高速輸送システムPOD体験乗車(ヒースロー空港)
ヒースロー空港周辺の交通渋滞の解消と空港駐車場の駐車スペース確保を目的として2011年より導入されている個人用高速輸送システムPODの体験乗車を行った。

【イタリア(ミラノ)】
(8)ジェトロ・ミラノ事務所による経済ブリーフィングならびに意見交換会
ジェトロ・ミラノ事務所を訪問し、三宅所長よりイタリア(ミラノ)に関する経済ブリーフィングを行っていただくとともに、イタリア三菱商事会社の古賀社長より同社の事業を通じて感じたミラノの強みについての講話を行っていただき、意見交換を行った。

(9)アルベルゴ・ディフーゾ視察(ゴルフェレンツォ村)
ゴルフェレンツォ村を訪問し、創設者のパオラ・カロンギ氏よりゴルフェレンツォ村におけるアルベルゴ・ディフーゾ(地域に散らばっている空き家を活用し、建物単体ではなく地域一帯を点在型ホテルとするイタリア発祥の取組)についてご紹介いただき、意見交換を行った。その後、村内の宿泊施設等も見学した。

(10)ワイナリー視察
イタリアワインに見るブランディング戦略の視察として、カラトローニ家のワイナリーを訪問。次世代経営者による販売戦略や土着品種の活用、有機農法へのこだわりなどについて話を伺った。

(11)コモ湖視察
世界に誇る避暑地として知られ、長年にわたり貴族や富裕層の憩いの場として人気を博してきたコモ湖を訪問し、沖縄が目指す高付加価値な観光地づくりのモデルケース視察を行った。

(12)ミラノ総領事によるブリーフィングならびに意見交換会
ミラノ総領事の小林敏明氏よりイタリア(ミラノ)の観光の現状と戦略やブランディング戦略に関してご講話いただき、意見交換を行った。

今回の視察にあたり、視察受入先の皆さまには多大なるご支援・ご協力をいただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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