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「第1回沖縄大交易会」視察

平成26年11月28日(金)10:30~13:00

会  場 : 沖縄コンベンションセンター展示棟(フリー商談会)、宜野湾市立体育館(個別商談会)

参加者 : 東良和担当副代表幹事、池端透委員長、会員他(計27名)

主  催 : 地域・経済活性化委員会

 

《視察趣旨》

●沖縄県では、県産品の販路拡大に向けた商品の高付加価値化や海外向け販売力強化を目的に県内生産者の海外派遣および海外バイヤーの招致に取り組むなど、沖縄国際ハブ機能活用促進に向けた様々な施策を積極的に展開しております。その一環として、日本最大規模の『食』をテーマにした国際商談会である「沖縄大交易会」が11月27日(木)~28日(金)の2日間開催されました。昨年のプレ大会に引き続き、沖縄国際ハブ機能活用促進に向けた施策について理解を深めることを目的に、運営会社である㈱沖縄コングレ様(会員企業)ご協力の下、「第1回沖縄大交易会」視察を行いました。

●昨年のプレ大会の視察では現地集合解散とし、渋滞で大幅に遅延したため、那覇市久茂地を集合解散としバスツアーで行いました。

①池端委員長挨拶 ②行きのバス車内の様子

【写真左】 池端透委員長より、「本日は大交易会2日目となるが、前夜祭・初日とも盛り上がった様子でありました。昨年のプレ大会の反省点を活かした形で進めているように見受けられ、商談の成果が期待できると思う。」との挨拶がありました。

【写真右】 行きのバス車内ではせっかくの機会、自己紹介しながら会場へ移動。

 

《フリー商談会》

③フリー商談会場前集合 ④案内者(コングレ)

【写真左】 フリー商談会場(展示棟)前で入場手続き後、㈱沖縄コングレ様によるアテンドで会場入り。

【写真右】 フリー商談会場2階から、運営会社であり当会会員でもある㈱沖縄コングレのジョンソン美枝常務、濱田泰信氏に昨年のプレ大会との違いを中心にご説明いただきました。

昨年大会と比較し、1.5~2倍規模での開催となります。昨年は展示棟のみでの開催で、展示ブースと個別商談会場を半分ずつにしました。

今年はサプライヤー200社(うち県外114、県内86)、バイヤー161社が参加し、参加企業は昨年(233社)を128社上回る361社となりました。そのため、今年は展示棟全域をフリー商談会場、体育館側を個別商談会場としました。展示棟と体育館間の移動は徒歩となるが、雨の場合も考慮し、バスでの移動もできるようにしています。

現在の状況では、コンベンションセンターのみでは開催できず、体育館まで必要となっており、大型MICE施設の建設が課題となっています。

※開催期間(2日間)の商談は約1900件。(昨年はサプライヤー131社(うち県外61、県内70)、バイヤー102社、商談1840件。)

 

⑤案内者(コングレ) ⑥フリー商談会風景

【写真左】 説明を熱心に聞く視察参加者。

【写真右】 フリー商談会場の様子。

 

⑦フリー商談会風景(自由行動) ⑧フリー商談会風景

【写真左】 とりあえずは、集合場所・時間を決め、各自自由行動。

【写真右】 サプライヤー(出展企業)のブースを回るバイヤー。各企業の担当者から熱心に説明を受けていました。

 

⑨フリー商談会(試食) ⑩フリー商談会(冷凍保存)

【写真左】 北海道の「雪どけチーズケーキ」を試食する視察参加者。

【写真右】 展示ブースに設置された冷凍ショーケース。昨年大会では、会場内に冷凍・冷蔵用スペースがなかったため、通常用具置き場になっている場所を空けて専用什器を搬入し保冷用バックヤードに保管していましたが、今回はスペースが確保されていました。  写真は北海道の「ズワイガニ」。

 

《個別商談会》

⑪個別相談会場入口 ⑫個別相談会場内(開始前)

【写真左】 個別商談会は少し離れた宜野湾市立体育館で開催。

【写真右】 商談中は会場内には入れないため、開始前に会場内に入れてもらいました。海外では商談テーブル間の距離が厳格に規定されている商談会もあり、沖縄ではスペースが狭く、一定の距離が確保できないため、隣の商談内容が聞こえるとの理由から開催(参加)を見合わせるケースもあるとのこと。今回は、バイヤーとサプライヤーが事前に商談調整する交流サイトのネットが構築されており、当日の商談はスムーズに行われていると説明がありました。

 

⑬個別相談会(カウントダウン) ⑭個別相談会(全体)

【写真左】 各商談には30分の制限時間があり、開始と同時にカウントダウンが始まります。

【写真右】 2日間の大会日程のうち、視察当日は2日目で、午後から個別商談会開始ということもあり、会場は熱気につつまれ、参加者の商談成立に懸ける意気込みが伝わってきました。また、サポートブースではバイヤーとの商談を進める上での物流、関税、検疫、法律などの相談に対応できるようになっていました。

 

《バックヤード》

⑮バックヤード(調理場) ⑯バックヤード(冷凍・冷蔵保存)

【写真左】 『食』の商談となるため、調理が必要となります。会場には調理専用スペースがないため、特設ブースとしてテントが設置されていました。特設ブースのため調理方法にも制限があり、電子レンジで温める程度の簡単な調理しかないようでした。

【写真右】 商談で取り扱う食料品(一部)は冷凍・冷蔵用スペースとして保管されていました。昨年大会同様、通常用具置き場になっている場所を空けて専用什器を搬入し保冷用バックヤードとして利用しているとのこと。今年は会場内にもスペースを確保できたため、バックヤードでの保管数量は昨年よりは少なく、昨年は電源不足で扇風機で冷やしていましたが、今年はそこまでの対応はなかったようです。しかしながら、今後しっかりしたバックヤード機能を備えた商談会場が必要であることを再認識しました。

 

⑰バックヤード(バイヤー昼食会場) ⑱バックヤード(雨対策テント)

【写真左】 バイヤー専用の昼食会場の様子。特に各地の食材を扱っているのではなく、食べやすい食事にしているとのこと。

【写真右】 個別商談会場(宜野湾市立体育館)横に設置した雨対策用のテント。バスから降りた後、雨に濡れないようすぐにテント内に行けるよう対策が施されていましたが、テントは市販のテントをつなぎ合わせており、背中を丸めながら通るのがやっとの状態でした。   当日の視察時間は雲行きは下り坂でしたが、何とか天気は持ちました。

 

《総括》

⑲東副代表幹事総括

東良和担当副代表幹事より、「昨年のプレ大会と比較し、ソフト面は大分改善されていると思うが、ハード面が依然としてまだまだだと感じました。新しい大型MICE施設が建設されるまでは待てないと思う。冷凍・冷蔵部分はすぐにでも公的な支援を整備しないといけない。本日はいい視察となりました。」とのコメントがありました。

 

最後に、本視察にご協力いただいた以下の㈱沖縄コングレ様には大変お世話になり、ありがとうございました。重ねまして心よりお礼申し上げます。

・ジョンソン 美枝さま(㈱沖縄コングレ 常務取締役)

・濱田 泰信さま(㈱沖縄コングレ コンベンション事業部)

 

沖縄経済同友会会員・事務局一同

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