地域・経済活性化委員会及び基地・安全保障委員会では、平成30年2月8日(木)に「那覇空港第2滑走路・那覇海上保安部巡視船」視察を行いました。
沖縄振興に欠かせない那覇空港第2滑走路の平成32年の供用開始に向け、鋭意工事が行われています。そこで当会では、実際に工事現場視察をするとともに、沖縄総合事務局担当者からも今後のスケジューリング等について説明していただくこと及び日本の海の安全を守っている海上保安庁の活動についての理解を深めることを目的に、玉城代表幹事及び大嶺代表幹事をはじめとする総勢22名が参加しました。
・那覇空港第2滑走路視察
沖縄総合事務局開発建設部 坂 克人 様(部長)、森 弘継 様(港湾空港指導官)、多積 浩大 様(第2空港係長)にご対応頂きました。
まず初めに、工事現場の全体像をつかむ為、瀬長島の高台より工事現場の全体像を見ながら概要の説明を受けました。
総事業費は1993億円で、供用開始は平成32年3月31日を予定しています。
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その後、実際に工事現場にて説明を受けました。
アスファルトの敷設は先月に行ったばかりだそうです。工事の進捗が予想以上に進んでいるとの声も多く聞こえました。
今年度は台風の直撃があまりなかった事も幸いして、スムーズに工事が行えたことも要因とのことです。
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那覇空港は滑走路1本の空港としては、福岡空港に次ぐ発着回数となっています。
第2滑走路が出来ることで、計画容量が13.5万回(年間)から18.5万回(年間)に増えます。
計画容量というのは「昼間に安定的に扱える量」ということなので、実際には夜間の取扱量も含めもう少し増えることが予想されます。
第2滑走路完成に伴い、絶好調な沖縄の観光が今後もますます県経済を牽引していくことに期待が高まります。
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・那覇海上保安部巡視船視察
那覇海上保安部 太田 吉一 様(部長)を始め、乗組員の皆様にご対応頂きました。
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巡視船「りゅうきゅう」に乗船し、船内で海上保安部の業務内容及び船の概要説明を受けました。
「りゅうきゅう」は平成12年に就役し、今年で18年を迎えます。
全長105m、幅15mで、約22ノット(時速約41km)で走航可能です。
ヘリコプターも搭載し、更に衛星映像伝送システムも備えているなど、設備はかなり充実しているということです。
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ブリーフィングの後、2班に分かれて船内見学を行いました。
通常は40数名が乗船しており、1か月で約10日間、年間で約100日程度は船内で過ごす事が多いそうです。
その為、船内にはベッドやお風呂などしっかりとした設備が整えられていました。
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船内見学後、太田部長よりご講話頂きました。
海上保安部の業務内容や歴史等についても教えて頂き、大変勉強になりました。
日本が主張するEEZ(排他的経済水域)についても海上保安部がこれまで積み上げてきたデータに基づいているということです。
海上保安部の仕事については、海上の安全を守るだけでなく海底調査等も含めたアカデミックな仕事も行うなど
予想以上にかなり幅広く、驚かされることばかりでした。
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本視察は沖縄総合事務局及び那覇海上保安部の皆様へご協力頂きまして無事に終了することが出来ました。
関係者の皆様へはこの場を借りてお礼申し上げます。