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「沖縄大交易会2018」視察

「沖縄大交易会2018」視察

平成30年11月30日(金)13:30~15:30
会 場 : 沖縄コンベンションセンター
参加者 :大嶺滿代表幹事、照屋保委員長、他会員14名、オブザーバー3名、事務局3名他(計22名)
主 催 : 地域・経済活性化委員会

【視察趣旨】
●沖縄県では、東アジアの中心という地理的優位性を活かし、国際物流貨物ネットワーク(沖縄国際航空物流ハブ)の構築・拡大を目指しています。このネットワークを活用し、日本全国の特産品等の海外販路拡大につなげていくことを目的に開催される、日本最大規模の「食」をテーマとした国際食品商談会の「沖縄大交易会」が11月29日(木)~30日(金)の2日間開催されました。

●沖縄経済同友会では、沖縄国際ハブ機能活用促進に向けた施策について理解を深めることを目的に、調査・研究を進めております。今回は、大会運営会社である(株)沖縄コングレ様、(公社)沖縄県産業振興公社様のご協力の下、「沖縄大交易会2018」視察を行いました。

●メインの展示棟にて説明を頂いた後、会議棟A及びBに移動し、PRブースやジェトロ食品輸出商談会会場の他、併催している「いいね!AWAMORI展(主催:沖縄総合事務局)」の視察を行いました。

 

【メイン展示棟】

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(公社)沖縄県産業振興公社 金良様、仲嶺様よりアテンド・御説明いただきました。

○通常の商談会とは異なり、沖縄大交易会オリジナルの「サプライヤー固定型」で個別相談会を実施する事で、展示商品や商品サンプルを持ち運ぶ手間が省け、効率よくプログラムをこなす事が可能である。また、専用のビジネスマッチングサイト(BMS)を活用し、参加申し込み時に登録されたバイヤー・サプライヤー双方から、事前に商談希望をヒアリングすることで、ミスマッチングを防ぎ、精度の高い商談を行い、成約率を向上させる特色がある。個別商談は各30分間行い、1日7商談行う。13:00~14:30の90分間はフリー商談として、バイヤーが気になるブースを見つけての商談も行える。

○ANAカーゴとヤマト運輸が連携して冷蔵で即配達が可能になっていることも背景として、食料品や農水産加工物関係のブースが最も多くなっている。昨年度の商談成約率は25.1%(1/4件の成約)、後日、継続しての商談見込み率は80%となっている。こういった結果を踏まえて、昨年度のアンケートでは、バイヤーは96%が次回参加を希望し、サプライヤーは91%が次回参加を希望した。

○バイヤーは16の国と地域より272社が参加した。国内サプライヤーは大交易会が始まって以来初の47都道府県より254社、海外サプライヤーは15社、合計269社が参加した。会場の関係で、出展希望を断っているケースもあり、大型MICE施設の拡充・整備の必要性を感じる。来年度は隣の宜野湾市体育館も使用予定で、合計700社を設置予定である。

○公的機関ブースでは、沖縄地区税関や検疫関係、貿易保険、沖縄弁護士会などの公的支援機関が商談を進める上での物流や関税、検疫などの専門知識についてサポートしている。

 

【PRブース】

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〇PRブースでは、「ANACargo」や「沖縄ヤマト運輸」等の物流関係のブースの他、「下関市(山口県)」や「岩手県産株式会社」等の特産品PRも行われていた。

〇那覇港への海外クルーズ船は年間300隻と、規模が年々大型化しており、博多港、長崎港に続き、全国3位という実績である。クルーズ船を含め、インバウンド観光客の増加に伴い、冷凍食品や飲料水の需要に対応する為、那覇港の中に食品保管や加工を行う「那覇港総合物流センター(2019年5月開業)」を建築中である。沖縄は東アジアの中心に位置し、世界各地を繋ぐ物流拠点であり、当施設によって物流の高度化や、流通加工などの付加価値型産業の集積を目指している。

 

【併催:ジェトロ食品輸出商談会in沖縄】

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〇日本食材の輸入を希望する海外バイヤー7か国8社を沖縄に招き、海外販路開拓に意欲のある中小事業者(国内サプライヤー)を対象として、事前予約制で個別商談を行う。(参加バイヤー:フランス、ポーランド、中国、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド)

 

【併催:いいね!AWAMORI展】

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○沖縄総合事務局では、沖縄県酒造組合、経済、観光などの団体・企業・個人、内閣府等の関係府省と連携し「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」を立ちあげた。「いいね!AWAMORI展」では、海外・国内バイヤー等に向けた泡盛の認知度向上を目的として、琉球泡盛の製法・歴史、海外市場に向けたブランド戦略・商品づくりの先進事例等の取り組み等についての紹介が行われていた。また、泡盛試飲会を実施しており、泡盛にマッチする沖縄食材を使用した料理の提案も行っていた。(主催:沖縄総合事務局、沖縄県酒造組合、共催:㈱Blueship沖縄、㈱ビンコウHD)

最後に、本視察にご協力頂きました、(株)沖縄コングレ様、(公社)沖縄県産業振興公社様には大変お世話になり、誠にありがとうございました。この場を借りまして御礼申し上げます。

沖縄経済同友会会員・事務局一同

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