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水俣環境&九州祭り視察

1.目的および概要

環境・エネルギー委員会と観光委員会の共催視察として「水俣環境&九州祭り視察」を開催した。1日目は、熊本県水俣市の環境への取り組みについて視察を行った。水俣は、経済成長の過程で発生した水俣病を経験し、その教訓をもとに平成4年、日本初の「環境モデル都市づくり宣言」を発表し、以後、我が国でもいち早くごみの高度分別・リサイクルに取り組むとともに、水俣オリジナルの家庭版・学校版等の環境ISO制度、環境マイスター制度などを立ち上げ、リユース・リサイクル、省エネ・省資源、市民の森づくりによる地球温暖化防止活動や環境保全活動に市民と協働で取り組んでいた。

2日目には、ラグビーワールドカップ2019の開催期間に合わせて行われた 「祭りアイランド九州」の視察を行った。当イベントは、ラグビー観戦で訪れる国内外の観光客向けに、広く九州・山口各地に足を運んでもらえるよう、特色ある数多くの祭りを、九州初、九州最大規模でPRする官民一体となった取り組みである。また、2016年に発生した熊本地震から復興を進める被災地の現状について理解を深めるべく、熊本城を視察した。

 

2.期間 令和元年9月27日(金)~28日(土) 2日間

3.視察先

①JNC㈱水俣製造所

当社は、2011年にチッソの子会社として設立され、同年3月31日にチッソから事業譲渡を受けて翌4月1日に営業を開始した。液晶や有機EL材料、ファインケミカル製品、シリコン化合物製品、ライフケミカル製品等を製造している。水俣病の発生時の状況や、なぜ判断を誤ってしまったのか、現在に至るまでお話をお伺いした。

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②㈱田中商店

当社は、平成13年にみなまたエコタウンの中核事業として、ガラスびん(リユース・リサイクル)事業をスタートした。行政や店舗から回収した瓶を、洗びん・検査し酒造メーカーへ納品する。酒造メーカーにて中身を充填されたびんは家庭・店舗で消費され、また当社へ返ってくる仕組みである。

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③水俣市環境クリーンセンター

水俣市は、平成4年に「環境モデル都市」を宣言し、現在は22種類の高度な分別収集を実施している。その資源を、市民・行政・産業界が三位一体となってリユース・リサイクルする仕組みを確立している。

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④水俣市役所 髙岡市長表敬訪問

水俣市長 髙岡利治様への表敬訪問を行い、水俣市の環境への取組等について意見交換を行った。

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⑤湯の児温泉 昇陽館

夕食懇談会では、(一社)水俣病を語り継ぐ会 代表の吉永利巳子様から、水俣病を発症されたご家族の経験談等についてご講話をいただき、また、当視察の案内ガイドを行っていただいた、理事の吉永利夫様との意見交換を行い、水俣市の環境への取組みに関する理解や、会員相互の親睦を深めた。

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⑥熊本城

平成28(2016)年の熊本地震は、最大震度7の本震が連続した、観測史上例のない地震とされる。熊本城の天守の瓦やしゃちほこは落下し、特徴である櫓が崩壊した。計13件の重要文化財全てに被害を受けた。今もなお、修復作業は続いている。

熊本城の視察には、別途「祭り九州」の視察で訪熊された、大嶺特別幹事にもご参加いただいた。

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⑦祭りアイランド九州

ラグビーワールドカップに合わせ開催された「祭りアイランド九州」では、熊本市中心部に九州・山口の38の祭りが競演し、訪れる多くの来場者を魅了していた。

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最後になりましたが、本視察においてご協力をいただきました関係者の皆様へ、この場を借りて心より御礼申し上げます。

(文責:沖縄経済同友会 事務局)

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