1.目的および概要:
沖縄においては、成長を続ける観光産業と、技術革新が著しいIT産業が二大産業として、経済発展の成長エンジンとなっている。情報通信委員会では、「リゾート」×「IT」をコンセプトに、全産業の発展と豊かな地域社会の実現を目的とした「ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市(プレ開催)」視察を行った。本見本市は、展示見本市、スタートアップフェスタ、カンファレンス、沖縄県実証事業成果発表会等の多彩なプログラムで構成されており、観光、宿泊、飲食、小売、交通、農業、製造、医療等の課題解決につながるテクノロジーのショーケースである。本見本市には国内外から130を超える優れたITソリューションを持つ企業が出展した。2月5日~6日の2日間の開催で、約8,800人の来場者数となった。
(視察参加者の皆様)
2.視察日:令和2年2月5日(水)9:00~14:30
3.場所:沖縄コンベンションセンター展示棟・会議棟
4.視察内容:
⑴視察スケジュール
9:00~10:30 オープニングセレモニー(オープニングアクト、関係者挨拶、テープカットセレモニー、MOU 締結式)
10:45~12:00 シンポジウム「2020 年、近未来の旅~デザインする旅へ~」(JAL×ANA×Instagram×AWSの競演)
12:15~13:15 昼食懇談会
13:30~14:30 IT 見本市出展会場見学(大会運営事務局担当者よりアテンド)
⑵視察時の様子
①オープニングセレモニーでは、オープニングアクト、関係者挨拶、テープカットセレモニー、海外連携協定(MOU)締結式が行われた。続いて、先進DX企業経営者からのメッセージでは、SCSK㈱代表取締役社長執行役員の谷原様、沖縄セルラー電話㈱常務取締役の山森様より、革新的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組み、ResorTechや沖縄への期待について、挨拶があった。
②その後、シンポジウム「2020 年、近未来の旅~デザインする旅へ~」が開催され、JAL、ANA、Instagram、AWSが登壇し、各企業の最先端事業について講演が行われた。また、出展ブースの見学を行った。
③懇親会では、参加者同士親睦を深めた。
④当見本市運営事務局である、沖縄ITイノベーション戦略センターの柴崎様よりご案内いただき、メイン展示棟と、会議棟の見学を行った。当見本市の事業目的について理解を深めるとともに、各社の最先端技術を体験した。会場は熱気に溢れており、今後期待が高まるIT技術に、参加者達は魅了されていた。会議棟では、イノベーションの創造機会と実証フィールドを提供し、沖縄発のイノベーション・新ビジネスの創出の促進を目的に、県内IT企業およびスタートアップ企業による、シンポジウムやトークセッション、商談会が開催されていた。
次回の「ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市」は、2020年10月29日(木)~11月1日(日)の4日間にわたって行われる、ツーリズムEXPOジャパン2020との同時開催となる。世界最大級の旅の祭典として位置づけられているイベントは、約3万人を超える来場者数が予想されている。
最後に、本視察にご協力頂きました、(一財) 沖縄ITイノベーション戦略センター様、㈱沖縄コングレ様には、大変お世話になりました。この場を借りまして、心より御礼申し上げます。
(文責:沖縄経済同友会 事務局)