1. 目的および概要
国際委員会では「那覇港湾視察」を開催し、東副代表幹事、東川平委員長はじめ、総勢21名が参加し、那覇港を基軸とする国際物流拠点の形成及び国際クルーズの拠点化について学ぶことを目的に実施しました。県内重要港湾6港の取扱貨物量(公共貨物)のうち、那覇港が占める割合は、内国貿易が約8割、外国貿易が約9割を占め、本県の生活・産業関連貨物の大部分を担っており、那覇港の主な機能として、物流(新港埠頭、浦添埠頭)と、人流・クルーズ(那覇埠頭、泊埠頭)機能の二つがあります。
はじめに、那覇港管理組合より「那覇港管理組合の取組および那覇港物流の概要」について、那覇港の課題である輸入移入超過(片荷輸送)や海上輸送コスト割高、これらの課題に対する支援事業等についてご説明いただき、その後、課題解決に向けて参加者との意見交換を行いました。続いて、産業拠点でもある港湾に着目し、次世代エネルギーの大量輸入・活用等を通してカーボンニュートラルな港湾運用を目指す「カーボンニュートラルポート形成」について、内閣府沖縄総合事務局よりご説明いただきました。
そして、那覇港発着のフライ&クルーズの推進など国際クルーズの拠点化を目指し、インバウンド客復活時のクルーズ需要に対応するため建設中の「第二クルーズバース(新港埠頭)」視察を行い、最後に、流通加工等新たな価値を生み出す付加価値型産業の集積を図り、国際競争力を高める海上物流拠点「那覇港総合物流センター」ならびに「那覇国際コンテナターミナル」の視察を行い、その後は懇親会を開催し、委員相互の交流を深めることができました。
2. 視察日:令和3年12月23日(木)
3. 場所:那覇港管理組合、第二クルーズバース、那覇港総合物流センター、那覇国際コンテナターミナル
4. 視察スケジュール
14:30~15:15: 勉強会「那覇港管理組合の取組および那覇港物流の概要について」(講師 那覇港管理組合企画建設部 みなと振興課)
15:15~15:55:勉強会「カーボンニュートラルポート形成について」(講師 内閣府沖縄総合事務局開発建設部港湾計画課)
16:20~16:30: 視察「第二クルーズバース(新港埠頭)」
16:40~17:30:視察「那覇港総合物流センター」、「那覇国際コンテナターミナル」
18:00~20:00:モーリアクラシックにて懇親会・視察終了
写真左:ブリーフィング時、写真右:那覇国際コンテナターミナル視察時
建設中の第二クルーズバース視察時
本視察においては、那覇港管理組合様はじめ多くの方に様々な便宜をお取り計らい頂き、 見学をさせていただきました。
関係者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。