平成26年3月27日(木)11:30〜19:00
於:㈱あいあいファーム(今帰仁村)、OIST(沖縄科学技術大学院大学、恩納村)
参加者:東 良和担当副代表幹事、池端 透委員長 他 計19名
主催:地域・経済活性化委員会(池端 透委員長)
(あいあいファーム外観)
【視察主旨】
●地域・経済活性化委員会では県内における六次産業化に関する取り組み、科学技術をベースとした知的・産業クラスター形成への取り組みについて考察を深めることを目的に㈱あいあいファーム・OIST(沖縄科学技術大学院大学)視察バスツアーを行いました。
●バス車中では、会員企業琉球バス交通のベテランバスガイドによる三線演奏付きの民謡ショーもあり、沖縄観光最前線での、
‟おもてなしの心”のこもったガイド体験ができました。
(池端委員長からの開会挨拶。出発進行!) (バスガイド上間 敦子さま。観光案内、三線ライブなど盛り沢山)
【㈱あいあいファーム視察】
●㈱あいあいファームは、今帰仁村の旧湧川小学校校舎を改装し、食品工房と有機農場、レストランとホテル、直売所を併設。
「食育」をテーマにした6次産業を実践しています。
●到着後は、施設内レストラン「農家の食卓」にて昼食をいただきました。
(レストラン入口。小学校の風情が残っています。) (具志堅 薫副支配人 によるランチメニュー案内)
(レストラン内の様子) (外側にはオープンカフェもあります)
(渡り廊下から、施設見学へ) (2F 宴会室)
(2階 宿泊棟 洋室。窓の向こうにはやんばるの森) (宿泊部屋名は、野菜の方言名がつけられています)
(製造工房。ソーセージ、ドレシング、味噌、豆腐の工房が並びます。外側からも製造の様子を見学できました。)
(パン工房と直売所・カフェが併設されています。) (出来立ての、パンの香りが漂っていました。)
●施設見学後、伊志嶺社長に事業概要をご講話いただきました。設立までの経緯、苦労をお話いただき、
食育に対する意気込をお伝えいただきました。
●伊志嶺社長曰く、覚えて欲しいのは以下の2つの言葉とのこと。
①「孫は優しい(まごはやさしい)」
●体が喜ぶ食事の基本です。「ま」は豆、「ご」はゴマ、「は」はワカメ、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」は椎茸、「い」は芋です。
提供する食事は「まごはやさしい」の和食をベースに、自社農場の採れたてサラダや副菜、ものづくり工房の島豆腐や天然酵母
無添加パン、玄米味噌などのほか、今帰仁産の素材にこだわった化学調味料不使用の安心で美味しい料理が中心です。
②「We are what we eat」
●「私たちは、私たちが食べたものでできている。」 ①の「まごはやさしい」食事を基本に健康な体づくりに励みましょう。
(セミナールームにて) (伊志嶺社長に、事業概要を説明頂きました。)
(キーワードは「まごはやさしい」と「We are what we eat」です)
●6次産業を活用した村おこし、若者の雇用の場の確保、食育を通した人間教育など、素晴らしい取り組みでした。
●3月30日(日)開業前の繁忙な時期にも関わらず、視察を受け入れて下さった㈱あいあいファームの皆様ありがとうございました。
【OIST(沖縄科学技術大学院大学)視察】
●OISTは沖縄の振興と自立的発展及び、世界の科学技術の向上に資することを目的に設置された大学です。
当日は副学長のニールlコールダー様にも歓迎頂き、同大学の取り組みを紹介して頂きました。
(OIST正門前にて)
(校内の中庭) (OISTギャラリーに、研究成果が展示されています)
●副学長のニール・コールダー様より、歓迎挨拶がありました。「開学から短時間で世界中の優秀な人材を集める事ができたのは
沖縄の皆様のおかげです。国際的で、学部の隔たりが無く、成果を産業に繋げやすいOISTの3つの特徴を活かして、ここ沖縄
でハイテクかつ持続可能な産業モデルを共に作り上げていきましょう。」とのお言葉を頂きました。
(副学長 ニール・コールダー氏) (講堂にて)
●地域連携担当、照屋 友彦マネージャーよりOIST概要をご説明頂き、事業開発セクションの野原さま、仲本さまより県内企業
との具体的な連携事例を紹介頂きました。県内企業との連携を強化すべく、問合せプラットフォームの充実や、技術集を作成し、
「沖縄の企業と何か一緒に出来る事業はないか、共に探っていきたい」との事でした。
(照屋 友彦 マネージャー) (事業開発セクション 野原さま、仲本さま)
●最後に、OIST内でカフェを経営するYanbaru Harusaa’s Table Kaito+(カイト プラス)様より、やんばる地域での取り組み
についてお話頂きました。
(カフェ入口と店内の様子)