平成27年1月25日(日)12:30~14:20
会 場 : 沖縄コンベンションセンター展示棟
参加者 : 玉城義昭代表幹事、渕辺美紀担当副代表幹事、出村郁雄委員長、会員他(計18名)
主 催 : 観光委員会
●「杜の賑い」は、JTBが主催する地域における伝統文化の保護育成、若者達の創作芸能への芸術支援や、地域活性化事業を目的に、イベントとしての色彩を濃くしながら、全国各地で開催されております。このたび、第125回「杜の賑い・沖縄2015」が1月24日(土)~25日(日)の2日間、沖縄コンベンションセンターで開催されました。同イベントは観光のオフシーズンの1月、伝統芸能を通じて誘客を図るために開催されており、沖縄連続開催32年目を迎えました。
●今回は琉球サウンドによる創作組曲で、日本の旬と連動したファンタジックステージを演出し、沖縄県内の芸能関係者総勢約700名が、華麗な衣装に身をまとい、伝統芸能を披露、壮大な演出や沖縄独特の民謡、琉歌などで会場を魅了しました。
●観光委員会では沖縄の歴史・文化資源を活用した観光振興の取り組みについて理解を深めることを目的に「杜の賑い・沖縄2015」視察を行いました。また、当会会員でもある㈱JTB沖縄さまのご厚意により、本視察用に特別席を確保して頂きました。
《開演》
【写真左】 総合司会は、フリーランスアナウンサーの柳卓さん(元琉球放送アナウンサー)。「全国で展開されている「杜の賑い」は、沖縄が大変定評があって最高の舞台演出だと言われています。この32年間、たくさんの創作芸能・創作舞踊が生まれました。様々な演目、選りすぐりの演目を集めて夢と幻想のステージを彩っています。心ゆくまでお楽しみください。」との挨拶で開演しました。
【写真右】 オープニング「美らの彩り」 レーザー、サウンド、光の競演で「杜の賑い」のオープニングが演出されました。
《主な演舞》
琉球舞踊「四つ竹」 琉球民族芸能「琉球獅子舞」
創作芸能「龍虎の舞」 創作舞踊「花咲かり恋咲かり」
琉球舞踊「空手舞」 琉球民俗芸能「棒術」
沖縄わらべ唄 琉球民俗芸能「マミドーマ」
沖縄幻想組曲「美らの彩り:海の嵐」 「美らの彩り:宇宙(ソラ)星と太陽」
琉球民俗芸能「ジュリ馬」 観客席にまで登場!
琉球民俗芸能「エイサー」 鑑賞する参加者の皆さん
最後のフィナーレは、出演者全員と観客も交えて「カチャーシー」で締めくくりました。
《会場外》
●会場の隣に併設された屋台コーナーでは、沖縄料理や土産品を販売する「味の賑い」が開催され、沖縄の食を楽しむ県外観光客を含む観客らでにぎわいました。
《所感》
●開催期間(2日間)4公演で、県外から約8,000名(海外含む)、県内から約2,500名の計約10,500名が来場されました。32年も連続で開催している地域は、当地沖縄のみです。1983年(昭和58年)に始まり、当時は出演者だった子供たちが今では親子で出演しており、観客へのおもてなしの心が連続開催に繋がったのではと思われます。また、沖縄は海に面したリゾート地であり、観光客は夏場が多く冬場の閑散期対策が課題でした。観光のオフシーズンの1月に「杜の賑い」を開催することで県外から客を呼び込み、観光に対する裾野が広がり沖縄観光に多大な貢献をしております。
●80分の公演でしたが、あっという間に時間が過ぎ、レーザー光線が飛び交い、炎も上がったりと、迫力のある演出で楽しませていただきました。沖縄にはいろいろな伝統芸能がありますが、その伝統芸能をまとめて鑑賞できるイベントはそんなにないのではと思います。沖縄の素晴らしさを再認識できた一日となりました。
●参加者の皆さま、お疲れさまでした。
沖縄経済同友会事務局