平成28年1月24日(日)12:30~14:00
会 場 : 沖縄コンベンションセンター展示棟
参加者 : 会員8名、オブザーバー参加15名、事務局3名、計26名
主 催 : 観光委員会
●「杜の賑い」は、JTBが主催する地域における伝統文化の保護育成、若者達の創作芸能への芸術支援や、地域活性化事業を目的に、イベントとしての色彩を濃くしながら、全国各地で開催されております。このたび、第126回「杜の賑い・沖縄2016」が1月23日(土)~24日(日)の2日間、沖縄コンベンションセンターで開催されました。同イベントは観光のオフシーズンの1月、伝統芸能を通じて誘客を図るために開催されており、沖縄連続開催33年目を迎えました。
●観光委員会では沖縄の歴史・文化資源を活用した観光振興の取り組みについて理解を深めることを目的に「杜の賑い・沖縄2016」視察を行いました。また、当会会員でもある㈱JTB沖縄さまのご厚意により、本視察用に特別席を確保して頂きました。
●今年は沖縄の伝統芸能である「琉球舞踊」と、西洋を代表する「クラシックバレエ」を融合した豪華で華やかなステージが披露され観客を魅了しました。出演者は全て一般の方で、県内の芸能関係者総勢約750名が伝統芸能を披露しました。
●演目も多岐にわたり、力強い琉球獅子舞や創作芸能の「竜虎の舞」は、派手な音楽や光の演出で会場を盛り上げ、子供達の踊る「沖縄わらべ唄」や、田畑の仕事を民謡と踊りで表現する八重山の民俗芸能「マミドーマ」は、琉球時代の庶民の様子が目に浮かぶようで、どこか懐かしさを感じました。
●最後は恒例の「カチャーシー」でフィナーレとなります。元気いっぱいに舞台を飛び越え観客と一緒になって一生懸命に踊る子供達の姿にも感動しました。
○総合司会は、フリーランスアナウンサーの柳卓さん(元琉球放送アナウンサー)。
今年は、ハワイからのツアー参加客もおり、狩俣 倫太郎(琉球放送アナウンサー)より英語の案内もありました。
<主な演目>
創作芸能「龍神の舞」 琉球民族芸能「琉球獅子舞」
創作芸能「龍虎の舞」 創作舞踊「花咲かり恋咲かり」
琉球民俗芸能「棒術」
創作「琉球千年恋歌」 琉球舞踊「空手舞」
琉球民俗芸能「マミドーマ」
琉球民俗芸能「ジュリ馬」
フィナーレ
観賞する参加者の皆様
《所感》
●新聞報道によると、開催期間(2日間)4公演で、県外から約8,000名、県内から約2,500名の計約10,500名が来場する予定で、今年はハワイからのツアー参加もあり、2日間の経済効果は、約4億円にもなるとことである。全国で開催されている杜の賑いも33年も連続で開催している地域は、当地沖縄のみです。1983年(昭和58年)に始まり、当時は出演者だった子供たちが今では親子で出演しており、観客へのおもてなしの心が連続開催に繋がったのではと思われます。また、沖縄は海に面したリゾート地であり、観光客は夏場が多く冬場の閑散期対策が課題でした。観光のオフシーズンの1月に「杜の賑い」を開催することで県外から観光客を呼び込み、観光に対する裾野が広がり沖縄観光に多大な貢献をしております。
現代風にアレンジされた魅せる沖縄の伝統芸能が、次々と披露され、約90分の講演時間はあっという間に過ぎていました。四つ竹、獅子舞、空手、エイサー等々、あらためて芸能の島うちなーの幅広さを実感致しました。子供からお年寄りまで楽しめる素晴らしいイベントを体験することが出来ました。
参加者の皆さま、お疲れさまでした。
沖縄経済同友会事務局