平成30年12月5日(水)
視察場所 : 航空自衛隊那覇基地・陸上自衛隊那覇駐屯地
参加者:知念克明委員長、他会員8名、事務局2名(計11名)
主 催 : 基地安全保障委員会
基地・安全保障委員会では、平成30年12月5日(水)に「航空自衛隊那覇基地・陸上自衛隊那覇駐屯地」視察を行い、知念克明委員長はじめ、総勢11名が参加しました。当視察は、次世代ビジネスリーダーの育成を行っている関西のサイバー適塾との合同で企画いたしました。
はじめに、防衛省航空自衛隊 南西航空方面隊司令官 空将 上ノ谷様より、南西地域の安全保障の現状についてご説明いただき、意見交換会を行いました。
その後、航空自衛隊装備品の説明を受けました。
【航空自衛隊那覇基地】
■F-15(戦闘機)
全長19.4m、全高5.6mで、航続距離は約4,600㎞。導入から30年以上経った現在も日本の主力戦闘機として防空任務に就いています。
(コックピッドへ乗機させていただきました)
■E-2C(航空機)
全長17.6m、全高5.6mで、航続距離は約2,550㎞。もともとは、アメリカ海軍の空母機動部隊の早期警戒用空中レーダー機として開発され、空母に乗せるため翼を折りたたむことができます。レーダーを装備し、低空侵入機の早期発見や陸海部隊との作戦連携、捜索、救難、指揮の円滑化、通信の中継などを行います。
■U-125A(航空機)
全長15.60m、全高5.36mで、航続距離は約2,000㎞。救難捜索機MU-2の後継機と位置付けられ、赤外線暗視装置の装備による捜索能力の向上や、援助物資投下機構を装備したことによって、遭難者に対する延命も含めた援助能力が向上したことが特徴です。
【陸上自衛隊那覇駐屯地】
■陸上自衛隊広報資料館見学
陸上自衛隊広報資料館内の「鎮守の館(ちんじゅのやかた)」は、「沖縄戦の旅団の沿革」、「南西の抑止」、「県民の安全・安心」、「日米の絆」、「沖縄戦史」の5つのテーマで、不発弾処理の記録や、災害派遣、海外派遣の際の記録等が展示されており、その中でも沖縄戦の地形と戦線をより立体的に再現した「沖縄戦の歴史模型(ジオラマ)」は、米軍の侵攻とそれに対する日本軍の防衛の動きが再現され、歴史書ではイメージできない沖縄戦について知見を深めることができました。
■CH-47JA(輸送ヘリコプター)
全長30.2m、全高5.7mで、航続距離は約1,200km。輸送能力は、貨物であれば最大約5トン、人員は最大55名まで輸送可能です。
■UH-60JA(輸送ヘリコプター)
全長19.76m、全高5.13mで、航続距離は約1,160㎞。最大2,300kgまで輸送可能であり、ジェットタービンエンジンが特徴的です。
■LR-2(連絡偵察機)
全長14.22m、全高4.37m。指揮連絡や偵察が用途目的の連絡偵察機です。また、患者空輸用のストレッチャーを搭載するほか、自動体外式除細動器や生体情報モニタを積んでおり、緊急患者輸送能力を兼ね備えています。(愛称:ロメオ)
(航空自衛隊那覇基地の隊員食堂にて昼食)
本視察は航空自衛隊那覇基地及び陸上自衛隊那覇駐屯地の皆様へご協力頂きまして無事に終了することが出来ました。
関係者の皆様へはこの場を借りてお礼申し上げます。