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台湾視察

1. 目的

地域・経済活性化委員会(共催:国際委員会)では、本県と経済面での結びつきがますます強まっている台湾への知見を深めるため、沖縄と台湾双方の企業がビジネスの販路開拓・拡大や、技術提携を目的とした「台湾・沖縄ビジネスマッチング」(主催:(公社)沖縄県工業連合会及び(一財)南西地域産業活性化センター)が台北市で開催されることに合わせて、現地経済団体との夕食懇談会や、世界に誇る「カバラン(KAVALAN)ウィスキー蒸留所」視察、台湾最大の産業技術研究開発機構である「(財)工業技術研究院」視察、美しい彫刻を誇る「清水厳祖師廟」や古い街並みが残る「大渓老街」の視察を行った。

 

2. 期間

令和元年9月17日(火)~18日(水) 2日間

 

3.視察先

<台湾で世界的成功をした企業視察>

カバラン(KAVALAN)ウィスキー蒸留所

<台湾経済関係者との交流>

経済部国際貿易局、台日商務交流推進会の方々との夕食懇談会

<台湾の先端技術イノベーションについて>

工業技術研究院(ITRI イトリ)

<台湾の暮らし・建築物>

清水厳祖師廟、大渓老街

 

(1)   カバラン(KAVALAN)ウィスキー蒸留所

・カバランは台湾初の民間企業によるシングルモルトウィスキー蒸留所で、2005年設立、2006年操業開始(親会社の金車グループは台湾屈指のドリンクメーカー)。

・「カバラン」とは所在地である宜蘭の旧名。商品は世界的な評価を受賞している。

・広大な蒸留所敷地内での視察は、最初に金車グループの会社概要の説明があり、長い構内の敷地を移動したあと工場見学を行った。ガイドからは、水以外の材料や樽などは、世界から厳選して輸入している等の説明を受けた。当会会員からの株式上場に関する質問に対し、上場しておらずオーナー企業である旨の回答があった。その後、ほんの数口のわずかな量だったが、日本で買えば1本1万円以上する高級ウィスキーの試飲を行った。

・外部の素材や技術を取り込む事によって、短期間で世界的な評価を受け成功しているカバランのやり方はいろいろな面で参考になるものとなった。

 

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⑵台湾・沖縄ビジネスマッチング 夕食会

・「台湾・沖縄ビジネスマッチング」(主催:(公社)沖縄県工業連合会及び(一財)南西地域産業活性化センター)の後の現地経済団体(経済部国際貿易局、台日商務交流協進会)との夕食懇談会に、当会も参加させて頂いた。場所は台北101タワー近くの、台北国際会議センター内で行われ、会食を通じて台湾、沖縄双方の経済状況や文化について、情報交換を行った。

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⑶ 工業技術研究院(ITRI イトリ)

・工業技術研究院は1973年創立された世界的な研究開発機構。職員数6,259名(博士1,449名、修士3,688名)で、科学技術の研究開発により、産業発展と経済価値を創造し、社会福祉を促進する事がミッション。

・実績は、特許取得累計28,227件、新設・育成281社、サービスを供与した社数(年間)18,119社、技術移転社数(年間)613社となっている。

・広大な敷地の中にバスで入り、展示館でガイドから工業技術研究院の様々な研究やその結果等の説明を受けた。スマートライフ・ヘルスケア・持続可能な環境技術等の研究開発の取組だけでなく、研究成果の事業化・産業化等の取組、ベンチャー企業や新たなハイテク産業の育成等について解りやすい説明を受けることができ参考になるものとなった。

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⑷ 清水厳祖師廟

・「廟」とは日本の神社・お寺のようなものである。

・清水厳祖師廟は、「東洋の彫刻芸術の殿堂」とも称されるもので、台湾の芸術家「李梅樹」の綿密な設計図にのっとり、多くの国宝級の匠が集結して作っており繊細な彫刻と複雑な造形で非常に高い芸術的価値と観賞的価値を秘めた廟である。

・現地では、添乗員から彫刻等の説明を受けることができ、彫刻の内容など理解を深めることができた。

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⑸大渓老街(桃園市)

・「老街」とは「古い街」のことで、大渓老街は桃園市にある和平路、中山路、中央路に囲まれたエリアのことをいう。清朝時代に建てられたバロック様式の建物が軒を連ねており、レトロな雰囲気を漂わせている通りである。

・現地では、添乗員の説明を受けながらレンガ造りの街並みや屋根などを見ながら散策し歴史を感じることができた。時間があまりなかったため、食べ歩きなどはできなかったが、台湾のひとつの楽しみ方を学ぶ事ができた。

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最後になりましたが、本視察においてご協力をいただきました関係者の皆様へ、この場を借りて心より御礼申し上げます。

 (文責:沖縄経済同友会 事務局)

 

 

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