新着情報

NEWS

TOP > 新着情報 > 沖縄科学技術大学院大学(OIST)視察

沖縄科学技術大学院大学(OIST)視察

1.目的および概要:

地域・経済活性化委員会および情報通信委員会は、世界中から優秀な研究者が集まり、沖縄に比類なき研究とイノベーション拠点の形成を目指して分野の垣根を超えた研究を行っている沖縄科学技術大学院大学(OIST)との連携を深めるために、同校の視察を行った。

はじめに、カリン・マルキデス学長から歓迎のご挨拶を頂戴し、OISTのビジョンや産学連携の加速化に向けた取り組みについてコメントがあった。その後の意見交換会では、比嘉副学長からOISTの概要、広報Div.松本様からアウトリーチ活動の取組状況、根本教授から量子イノベーション拠点としての取組状況等についてご説明があった。参加者の皆さまからは多くの質疑があり、活発な意見交換が行われた。

キャンパスツアーでは、研究棟へ繋がる連絡通路スカイウォークをはじめ、研究棟内、電子顕微鏡などの研究設備、講堂等を視察した。

2.日程およびスケジュール概要:

令和6年2月22日(木) 14:00~17:00

14:00~15:00 意見交換会(第一部)「OISTの概要・取組等について」

15:00~16:00 意見交換会(第二部)「量子技術について」

16:00~17:00 キャンパスツアー(スカイウォーク、研究棟、研究設備、講堂等)

17:00     解散

3.参加者:29名

No.当会役職氏名会社名役職名
1地域・経済活性化委員長豊田 良二㈱りゅうぎん総合研究所代表取締役社長
2情報通信委員長上運天 清㈱りゅうせきフロントライン代表取締役社長
3未来創造委員長前田 貴子㈱ゆがふホールディングス代表取締役社長
4常任幹事浅井 幸広丸紅㈱沖縄支店長
5常任幹事荒木 定明フォーモストブルーシール㈱会長
6常任幹事栗屋 勝幸住友商事九州㈱沖縄支店長
7常任幹事小島 亮太日本銀行 那覇支店支店長
8常任幹事新城 一史㈱沖縄海邦銀行代表取締役頭取
9常任幹事武田 尚㈱サンエー取締役
10常任幹事袋 光成三井物産㈱那覇支店長
11会員池田 須美子㈱ISC代表取締役社長
12会員上江洲 安広㈱アドスタッフ博報堂取締役
13会員勝又 浩㈱マイナビ沖縄支社長
14会員鈴木 康友㈱ジーセットメディカル代表取締役社長
15会員伴野 賢太郎三菱地所㈱沖縄事業企画室長
16会員古江 健太郎西日本電信電話㈱沖縄支店長
17会員宮田 直大三菱電機㈱沖縄支店長
18会員村田 茂㈱東芝沖縄支店長
19準会員上原 明寿㈱ゆがふホールディングス常務取締役 兼 社長室長
20準会員髙野 衛沖縄日下部産業㈱執行役員営業部長
21準会員日比 靖浩㈱琉球銀行法人事業部顧問
22オブザーバー荻山 純一沖縄ツーリスト㈱執行役員 本店長
23オブザーバー高江洲 一男㈱りゅうせきフロントラインソリューション事業部 部長
24オブザーバー桃原 致伸㈱FRT常務取締役
25オブザーバー鉢嶺 宗美㈱りゅうせきフロントラインソリューション事業部 取締役部長
26オブザーバー宮国 英理子㈱りゅうぎん総合研究所取締役調査研究部長
27事務局竹越 康一郎沖縄経済同友会事務局長
28事務局金城 知沖縄経済同友会事務局研究員
29事務局伊志嶺 誠沖縄経済同友会事務局研究員

4.意見交換会・視察内容

①意見交換会(第一部)「OISTの概要・取組等について」

冒頭、カリン・マルキデス学長より、開会のご挨拶を頂戴し、当会視察を温かく迎い入れて頂いた。その後、比嘉副学長よりOISTの概要についてご説明があり、卓越した研究の一例として自然科学分野の研究論文の質においてOISTは国内トップ・世界で9位(Nature Index 2019)であることやスバンテ・ペーボ教授が2022年ノーベル生理学・医学賞を受賞したことなどご紹介があった。また、OISTは学部を設けておらず、学際的なアプローチを重視して研究を行っているとのことであった。
続いて、広報Div.の松本様より、沖縄の小中高生を対象とした教育プログラムの取組状況についてご説明があり、地域に根ざした活動も積極的に行っていることが分かった。

②意見交換会(第二部)「量子技術について」

 量子情報科学・技術ユニットの根本教授より量子技術・産業のこれまでの変遷や今後の可能性、OISTの産学連携による量子人材育成プログラム、沖縄の産業界との連携に向けた課題等についてご説明があった。参加者の皆さまから量子人材育成プログラムの研修期間や量子コンピューターが汎用化されるまでの見込み時期等、多くの質疑があり、活発な意見交換が行われた。

③キャンパスツアー

 センター棟と研究棟を繋ぐスカイウォークをはじめ、研究棟内、電子顕微鏡などの研究設備、講堂等を視察した。研究棟は研究者らのコミュニケーションを活性化し、分野に捉われない斬新なアイディアを発出する目的で、研究分野に関係なく教授陣のお部屋や研究室を配置していること等をご紹介いただいた。また、講堂は内壁が音響に拘った設計となっており、特殊な造りであった。一般向けにも開放しており、空きがあれば使用できるとのことであった。

最後に、今回の視察を通して、OISTによる産学連携と沖縄振興への取り組みについて理解を深めるとともに、OISTと経済界の連携を深めることができ、大変有意義な視察となった。カリン・マルキデス学長をはじめOISTの皆さまには多大なるご支援・ご協力をいただいた。この場を借りて厚く御礼申し上げる。

以上

新着一覧に戻る