場 所: 東京、アメリカ(ニューヨーク、ワシントンD.C.)
参加者:渕辺代表幹事、山城代表幹事、當銘副代表幹事、垣花委員長、小林委員長、久貝委員長、会員6名、
事務局3名総勢15名
1.目的および概要:
国際委員会では、海外ビジネスの可能性および海外先進地事例の調査研究の一環として、これまでアジア各国や欧米等を訪問してきた。今年度は第2次トランプ政権が大きく世界の政治・経済に影響を及ぼす中、政府関係者や現地の日本人との意見交換で理解を深めた。なお、視察先の選定にあたっては、外務省が沖縄の若者にグローバルな視点を深めてもらうことを目的として実施しているTOFU(Think of Okinawa’s Future in the U.S)プログラムを参考とした。
訪問先
〇…TOFU関連 ●独自選定視察先
| 訪問地 | 訪問先、視察先 |
|---|---|
| 東京 |
〇内閣官房副長官補、〇在日米国大使館公使と意見交換 〇防衛副大臣、〇外務副大臣・参事官、〇外交史料館 |
| ニューヨーク |
〇全米外交政策委員会(NCAFP) 〇在ニューヨーク日本国総領事館大使 〇国際連合日本政府代表部大使 ●ブロードウェイでミュージカル鑑賞 ●JETROニューヨーク事務所 ●ニューヨーク大学の日本人教授の講話 |
| ワシントン |
〇在ワシントン日本国大使館大使 〇戦略国際問題研究所(CSIS) ●ワシントン商工会議所メンバーとの情報交換 |
2.期間:
令和7年11月13日(木)~11月19日(水)5泊7日
3.参加者:15名
| NO | 当会役職 | 氏名 | 会社名 | 役職 |
| 1 | 代表幹事 | 渕辺 美紀 | ㈱ジェイシーシー | 代表取締役会長 |
| 2 | 代表幹事 | 山城 正保 | ㈱沖縄銀行 | 代表取締役頭取 |
| 3 | 副代表幹事 | 當銘 春夫 | ㈱りゅうせき | 代表取締役会長 |
| 4 | 国際委員長 | 垣花 秀毅 | ㈱おきぎん経済研究所 | 代表取締役社長 |
| 5 | 組織拡大・交流委員長 | 小林 文彦 | 川崎重工業㈱沖縄支社 | 上席主幹 |
| 6 | 環境・エネルギー委員長 | 久貝 博康 | 沖縄プラント工業㈱ | 代表取締役社長 |
| 7 | 常任幹事 | 出村 郁雄※ | 那覇空港貨物ターミナル㈱ | 代表取締役社長 |
| 8 | 常任幹事 | 桂原 耕一 | 沖縄JTB㈱ | 代表取締役 社長執行役員 |
| 9 | 常任幹事 | 河野辺 朋広 | 全日本空輸㈱ | 沖縄支店長 |
| 10 | 常任幹事 | 仲里 武思 | 沖電開発㈱ | 代表取締役会長 |
| 11 | 正会員 | 赤嶺 サオリ | ㈲スタプランニング | 取締役専務 |
| 12 | 準会員 | 糸数 昌英 | 沖縄電力㈱ | 取締役常務執行役員 |
| 13 | 会員企業 | 上原 透 | ㈱琉球銀行 | 証券国際部長 |
| 14 | 事務局 | 島田 尚昭 | 沖縄経済同友会 | 事務局長 |
| 15 | 事務局 | 原 和也 | 沖縄経済同友会 | 事務局次長 |
※ 東京のみ参加
4.視察行程
| 月日 | 都市 | 現地時間 | 交通機関 | 行程 |
|---|---|---|---|---|
| 11/13 (木) | 那覇 羽田 都内 |
6:30 8:00 11:00 12:00 14:00 18:00 21:00 |
NH460 専用バス |
那覇空港集合 羽田空港へ バスにて都内へ 昼食 外交史料館等、政府関係機関視察 夕食 【東京泊】 |
| 11/14 (金) | 羽田 ニューヨーク |
9:30 11:35 10:30 12:30 13:40 15:00 16:00 17:00 18:00 20:00 23:00 |
NH110 専用バス |
羽田空港第2ターミナルへ移動 ニューヨーク(JFK)空港へ 入国審査 昼食 全米外交政策委員会(NCAFP)訪問 NY総領事表敬 御巫国連代表部表敬 ジェトロNY事務所 夕食 ブロードウェイ視察 【ニューヨーク泊】 |
| 11/15 (土) | ニューヨーク | 8:30 9:00 12:00 13:30 14:00 15:00 17:00 18:00 21:00 |
専用バス | ホテル出発 NYU倉林学科長、矢部助教授より講話 昼食 ※NYUと会食 セントラルパーク視察 5番街視察 チェルシーマーケット他視察 タイムズスクエア視察 夕食 【ニューヨーク泊】 |
| 11/16 (日) | ニューヨーク ワシントンDC |
8:15 9:00 10:50 12:15 14:00 16:00 17:25 19:00 21:00 |
専用バス UA4443 |
ホテル出発 911メモリアル・ミュージアム ロックフェラーセンター展望台「トップ・オブ・ザ・ロック」視察 昼食 ニューアーク・リバティー国際空港へ ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港へ 空港到着・手荷物受取 夕食 【ワシントン泊】 |
| 11/17 (月) | ワシントンDC | 8:15 9:00 10:00 16:15 18:00 21:00 |
専用バス | ホテル出発 9.11メモリアル視察 日本大使館、ホワイトハウスで記念撮影等 CSIS訪問 夕食 ※ワシントン商工会議所と会食 【ワシントン泊】 |
| 11/18 (火) | ワシントンDC | 8:00 9:00 11:05 |
専用バス NH101 |
ホテル出発 ワシントン・ダレス国際空港へ 搭乗手続き・荷物預け・出国審査 羽田空港へ |
| 11/19 (水) | 羽田 那覇 |
15:25 17:00 19:55 |
NH479 | 羽田空港到着 入国審査・手荷物受取、那覇空港へ 那覇空港到着・解散 |
5.視察先:
(1)東京都内(内閣官房・防衛省・外務省)訪問
渡米前に政府中枢を訪問。内閣官房では沖縄の米軍基地返還予定地の利用計画等について意見交換を行った。外交史料館では沖縄返還協定原本を閲覧し、防衛省・外務省では「自由で開かれたインド太平洋」や基地負担軽減策について議論した。日米同盟強化には民間レベルのコミュニケーションが不可欠であることを再認識し、視察の下地を構築した。


(2)ニューヨーク外交・経済機関(NCAFP、国連、JETRO)訪問
NCAFP ではトランプ政権のアジア政策について説明を受け、国連代表部では安保理改革等の困難な情勢を伺った。JETRO NY 事務所では、米国経済がK字型経済を強めている現状や、州ごとの規制を意識したビジネス展開の必要性についてブリーフィングを受けた。沖縄県産品の展開における差別化戦略や高価格設定の重要性など、市場開拓の知見を得た。
(3)ニューヨーク大学(NYU)工学部との意見交換
倉林学科長らより、米国の産学連携が「共創型イノベーションエコシステム」へ転換している現状を学んだ。若手研究者が自由に研究を進める PI(研究責任)制度や、大学内に企業や投資家との接点が日常的に存在する仕組みを調査。沖縄の OIST においても、地場産業と連携した社会実装の専門家採用や、学生の起業家教育システムを構築する重要性を強く感じた。


(4)ブロードウェイおよび市内観光施設視察
「ナイトタイムエコノミー」の世界的中心地を体感。ミュージカル『アラジン』の圧巻のパフォーマンスや付加価値創出の手法を調査し、沖縄における夜間コンテンツ充実の必要性を共有した。また、911 メモリアルでは平和の尊さを再認識し、ロックフェラーセンターでは高層建築を活用した観光施策を視察。観光客の分散化によるオーバーツーリズム回避策も学んだ。


(5)在アメリカ合衆国日本大使館およびペンタゴン・メモリアル訪問
日本大使館では、第一列島線に位置する沖縄の戦略的重要性が高まっている現状や、基地負担軽減への日米間の取り組みを伺った。ペンタゴン・メモリアルでは、犠牲者一人ひとりを象徴する設計意図を学び、安全保障の背後にある個人の生活に思いを馳せた。


(6)戦略国際問題研究所(CSIS)
世界屈指のシンクタンク CSIS にて、トランプ政権下の「アメリカ・ファースト」外交や、日米同盟を「戦略的パートナーシップ」へ進化させる動きを調査した。沖縄側からは、抑止力維持と基地負担軽減のバランスについての見解を問い、草の根交流を通じた対話の重要性を確認した。


(7)ワシントン商工会議所メンバーとの懇親交流会
ワシントンで活動する日本企業の代表者らと意見交換。政権交代によるエネルギー・環境政策の激しい変化や、トランプ政権の取引主義的アプローチへの対応について講話を受けた。米国への投資環境を考える上では、連邦政府のみならず州政府とのコネクション作りが重要である等、実務的な示唆を多く得た。

今回の視察にあたり、ご協力いただいた現地関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
以上
